対談 «  有限会社ユー・アイ技研

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特別対談

テーマ 過去・現在・未来をつなぐ絆

創業から25周年を迎えて。 会長 先代が会社を興して、私が社長を引き継いだのが、22年前のこと。実は、その当時から「会社を健全に経営して、必ず25周年を迎えよう。社員と一緒に会社の軌跡を振り返ろう」と決心していたんですよ。
社長 そうでしたか。父という伴侶を失って、いきなり経営者になった当初は戸惑いもあったと思うけど、会長は社内外問わず、ブレーンを作るのが上手でしたよね。
会長 板金のことなんて、何もわからない主婦が社長ですから(笑)現場は、先代を慕ってくれた工場長やベテランの職人さんにすべてお任せでした。それに、銀行の方や運送会社のお兄さんまで、色んな人に助けてもらいましたね。本当に人に恵まれてきたと思います。
社長 人に支えられて順調に走り出したユー・アイ技研が唯一困っていたこと…それが、IT化が進む業界の変化に対応できない、という事態だったんですよね。それで、パソコンが扱える私を入社させたんでしょ?
会長 そうそう。最新の設備を入れたいというのは、先代の悲願でもありましたからね。社長には泣くほど苦労をかけてしまったと思うけれど。
社長 学生時代は苦手中の苦手だった関数と格闘しながら頑張りましたよ(苦笑) でも、おかげで今ある機械は、ほとんどが立ち上げから携わったものばかり。業務の内容に誰よりも精通することができました。自分が培ったノウハウが、ユー・アイ技研の〝ものづくり〟のベースになっているというのは職人として自信になったし、会社経営という視点でも力になっていると思います。
世代交代、そして仲間たち。 会長 それこそが、私の狙い通り! 私が現場のことを何ひとつ分からなかったから、貴方にはすべてを把握できる社長になってほしかったの。
社長 会長の思うツボですね。確かに、業務に関して誰よりも理解できていたからこそ乗り切れた局面も多かったと感じます。そういえば、私が社長職を引き継いだ年に、リーマンショックが起こりましたよね。経験したことのない荒波を超えられて自信もついたし、社長として落ち着いてやっていこうと腹が決まりました。
会長 社長が専務だった頃は、社員もびっくりするような大喧嘩もしょっちゅうしましたけどね。今となっては、私は安心してノータッチを貫けます。
社長 機械や工場の増設に関しては、特に激しくやりあいましたね(笑)私は専務の時代が長かったので、その間に同業者との人脈づくりや、経営者としての勉強もじっくりできて有り難かったなと思います。熊本はお客様にも恵まれていて、同じ業界でも仕事上はバッティングせず、いい関係を保ちながら切磋琢磨できているんです。入社して20年になりますが、同世代の経営者は今までもこれからも大切な仲間です。
会長 これからも変わらず、周囲の人を大切にしていってくださいね。
社長として担っていくもの。 社長 実は社長職に就いて初めて、経営者としての責任の重みを実感するようになりました。若い社員を見ていると、彼らが安心して地元で働いて、子どもを育てていけるように雇用を守らなければと再確認しますし、わが家のルーツでもある荒尾という地域への貢献もしたい。やるべきことが山積みだなと考えています。
会長 そうですね。まだまだ社長には苦労してもらわないと! 私たちの役割は、創業者である先代の想いを形にしていくこと。“United Information”という社名を体現するべく、人材の育成や独立支援も進めたかったけれど、私の代ではなかなか実現できなかったですから。そのあたりは、社長と現在の社員の皆さんに託します。
社長 代替わりする中で、変わらず残ってくれた方もいれば、退職された方もいます。でも、辞めていった方にも「ユー・アイ技研で働けてよかったな」と思ってもらえるような会社を目指していきたいですね。
会長 これまでにも言ってきましたが、経営にゴールはありません。最優先すべきは、会社が健全に存続していくこと。「これでいい」と思ったらそこで終わりですよ。
社長 はい。両親、兄弟と共に築いてきた25年を土台として、新しいユー・アイ技研を創っていきます。会長、ありがとうございました!